今年もAdvent Calendarの季節がやってきました。本記事は、東京大学きらら同好会 Advent Calendar 2023の1日目です。
明日はふぁぼんさんによる「スロウスタートの新キャラクター名を考える」が予定されています。果たしてどんな名前なのでしょうか.....?
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東大きらら同好会のK. 汝水 (@tactfully28) です。皆さんは、ちょぼらうにょぽみ先生による「探偵夢宮さくらの完全敗北」を覚えていらっしゃいますでしょうか。
まんがタイムきらら本誌で2021年から連載されていた本作ですが、1巻発売後しばらくして急展開を迎えたと思いきや、そのまま休載に入ってしまいました。そして、2巻が出ないままになっています。
ファンとしてはちゃんと完結させてほしいものですが、それはさておき、今作にはきらら漫画には珍しくギロチン*1が出てきます(図1)。
このギロチンは、「いっぱい人を幸せにして立派な座敷童になる」という夢を持つ座敷童の「ざしわら」(図2)が探偵部部長の「ナナオ」を攻撃するために変化した姿です。図1と図2を見比べてみると、ざしわらが普段身につけている花のアクセサリーはギロチンになっても残っていることがわかります。このギロチン形態は、攻撃力と可愛さを両立したフォームだと言えるでしょう。
さて、ギロチンといえば、東京にはギロチンの展示で有名な博物館があります。それが明治大学博物館です。最寄駅はお茶の水です。
実際に行ってきました。主旨を読み取るのが難しい看板(図3)があって戸惑いましたが、どうやら入って良いようです。これを難なく突破できるのは一休さんくらいではないでしょうか。
こちらが展示されているギロチンの写真です(図4)。縮小レプリカとはいえかなり大きく、その重めかしい姿には言葉を失います。
刑罰の歴史を学ぶ場として、明治大学博物館は他にも様々な資料を展示しています。中でも圧巻なのが鉄の処女です(図5)。こちらもレプリカですが、なんともいえない不気味さを放っています。
江戸時代の処刑や拷問についての展示もあります。火刑(図6)や磔、鋸挽きなど、死刑だけでも様々な処罰の方法があったそうです。
明治大学博物館では、これらの他にも日本で発見された石器・土器の展示や、陶磁器・漆器といった工芸品の展示もあります。もし処刑や拷問に興味がなかったとしても、歴史に興味があれば誰でも楽しめる博物館だと思います。無料ですので、皆さんも是非訪れてみてください。刑罰の歴史の学習を通して、人権についての知識を深めていきましょう。
マンガ等に鉄の処女を登場させたくなったとき(図7)の参考資料も手に入ります。
それでは。
*1:ギロチンといっても空中ギロチンですが